なってみてわかったe.t.c...

直腸がんの闘病回想記と気になる健康管理ネタなど

やっと決断できたこと

今回は回想記ではなく、近況です。

 


術後、再発の可能性が高いという診断で、今年3月から半年の予定でゼローダとエルプラットによるXELOX療法に入りました。

 

当初半年の予定だったのですが、途中体調の関係で何度か治療が中断し、10月末にやっと終了。

 


11月に入り大腸外科に戻って、いよいよストーマの閉鎖手術を受ける運びになったのですが…。

 

 


実はそのことで、ずっと悩んでいました。

 


ボクの患部は肛門から2cmほどの下部直腸がんでした。


リンパ節への転移と膀胱、前立腺への浸潤があり、左側方リンパ節郭清を行いました。


手術はロボット支援下での腹腔鏡による低位前方切除術でした。


そして回腸に一時的な人工肛門を設置することになりました。

 

 

 

手術時担当のS医師から術前に、排尿障害や排便障害、性機能障害の可能性の説明を受けていました。


同時に術前に30回程度の放射線治療を受けているため、受けていない人に比べて肛門機能が低下していることが考えられるため、排便障害が起こりやすいとのこと。

 

術後1日に10~20回のトイレが、1年から2年後に排便が1日に4~5回に落ち着けば「良し」とするというS医師の説明。


ただし、術前放射線治療を受けているので2年経過しても戻らないかもしれない…という内容のお話でした。

 

 

 


術後、結果的に8か月に及んだXELOX療法の期間中、インターネットや文献などでそのことを調べまくっていました。

 

 

ポジティブな意見もネガティブな書き込みも、浴びるように読み漁りました。

 

 

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ストーマのある生活は確かに難儀な面もあります。

 


しかし、数年間便失禁を気にして過ごすということも、QOL上かなりの問題に思います。

 

ストーマがあっても社会生活は可能で何らかの仕事に復帰することはできます。

 

けれど出来ることなら閉鎖術を受けて戻したい!

 

 

ずっとこの堂々巡りが続いていました。

 

 

ストーマケアの看護師さんにも、担当医にも、妻にも悩みを打ち明けて相談して、話すことで少し気分が楽になるのですが、暫くするとまた元の悩めるオヤジにもどっていて…。

 

なかなか決めきれない自分に愛想を尽かしながら悩みました💦

 


そして先日、やっと決断しました。

 


ストーマ生活を続けることにして、担当医に伝え、役所にストーマの装具助成が受けられる障害手帳の申請を行なう手続きに入りました。


現在診断書の完成待ちです。

 


この選択の是非はわかりません。


もしかしたら思い返して後悔することがあるのかも知れない…。


でも今はしっかり前を向けています!

 

大好きな温泉の露天風呂には入れなくなりましたが、今後排便障害で悩む時間はなくなりました。

 

人生の残りの時間で、人のために役立つ何かができないか、模索していこうと思います!(^^)!