なってみてわかったe.t.c...

直腸がんの闘病回想記と気になる健康管理ネタなど

術前化学放射線療法1回目

2018.10.9

 

長い検査期間が終わり、いよいよ治療のはじのり。

 

 

本日の治療予定は、

 

AM9:00  採血

 

AM10:00~ 消化器内科M医師の診察

 

AM11:00~ 放射線科O医師の診察

 

AM11:30~ 第1回目の放射線治療

 

ゼローダの処方

採血検査の結果、今回の化学療法に用いる抗がん剤・ゼローダの服用に問題なしとの診断で、今日(月曜日)から金曜日までの5日間、朝夕2回食後にゼローダを4錠づつ服用することになりました。

ただし、今日に関しては昼食後に最初の服用をすることになります。

 

そして今日から副作用メモの記入も開始。

 

血液検査の結果表と、副作用に関する説明書を手渡され、ゼローダ服用後体調に変化があれば自己判断せず早急に電話を入れるよう指示を受けました。

 

いろいろと説明を受けてさまざまな副作用のことは理解したものの、できれば体験したくはないものです。

不安がじ~んわり現実感を伴って全身を包み込むような、いや~な感覚が拭えません。

 

そして、放射線科へ…。

 

 

放射線治療・第1回目

 

f:id:okinamemo:20191031112154j:plain

放射線科の受付

 

O医師から先日マーキングのために撮影したCT画像を見ながら、改めて照射位置、予測される副作用などの説明を受け、放射線治療の待合へ。

 

看護師さんから直前にトイレで排尿を済ませたかの確認があり、排尿30分後に治療を行うスケジュールになっていると言われ、しばらく待合で待機。

 

広い待合には治療を待つ患者さんが数名いるだけで、がらーんとした印象。

 

妻とテレビを見ながら待っていると、ほどなく看護師さんが「そろそろお時間ですから、いきましょうか?」と治療室に誘導してくれました。

 

分厚いドアに仕切られた治療室へ続く通路には、緊張をほぐすためのはいりょでしょうか、アート作品が飾られています。

 

治療室は広く明るいイメージ。

 

2名の治療スタッフに迎えられて、治療台に仰向けに横になり、マーキングが見える位置までスボンと下着を下げます。

天井に埋め込まれたルームライトを覆うガラスには一面、青空と風にそよぐ木の葉の写真が、いくらか気持ちをほぐしてくれます。

 

照射位置と検査台のセットが終わり、「治療を始めます。スタッフは退出しますが、モニターで見守っていて、会話もできますから何かあれば話してください。」と声をかけて照明が半分ほどの明るさに落とされます。

 

「治療をはじめます。」

とスピーカーから合図があり、治療開始です。

治療台の周りを照射装置が回転しながら、放射線治療が行われますが、痛みなどの苦痛は一切ありません。

 

治療に要する総時間は10分程度。

 

扉の開く音が聞こえてスタッフさんが入室し、照明が明るくなると終了です。

 

 

待合で待つ妻が心配そうに見つめるので、なんだか申し訳なくなるほど楽な治療でした。

 

…最初の数回は…なのですが(-_-;

 

何ともないとはいうものの、会計に向かう廊下で、何度か躓くことがありました。

 

放射線宿酔という治療直後から現れる副作用なのだと思います。軽くふらつくような感覚がありました。

初日ということもあり、それに伴う吐き気などはありませんでした。

 

けれど念のため、帰りの運転は妻に頼みました。

 

明日からは毎日午後2時からの治療スケジュールです。

 

あと27回!

 

闘病生活は始まったばかり。

 

乗り切りますともっ!