術前化学放射線療法へ向けて 2
消化器内科に続いて放射線治療に関する説明を受けるため、放射線科の受付へ。
放射線科の担当はO医師。
改めて月曜日から金曜日まで毎日放射線治療を行う、全28回(約2か月)のスケジュールであること。
2週間後の10月9日より治療を始めたいとのこと。
そのために本日治療に関する説明の後、CT撮影によって放射線を照射する部位決めを行いたいとのこと。
など流れの話の後、具体的な治療方針の説明がありました。
放射線治療内容
治療する放射線の種類 : X線
放射線治療の方法 : 身体の外から放射線を当てる体外照射
治療部位 : 骨盤
スケジュール : 1日1回 週5日 計28回
治療期間 : 6週間
線量 1回1.8Gy(グレイ) 総線量 50.4Gy
治療中に起こりうる副作用
全身倦怠感、食欲低下、吐き気、嘔吐、白血球減少、貧血、急性膀胱炎、下痢、肛門痛、皮膚炎、皮膚色素沈着、下肢浮腫
これらの副作用は治療が終われば次第に回復するものがほとんどですが、治療後数か月から数年して現れる副作用もあり、場合によっては重篤化するものもあるらしいです。
ただ、今回の治療内容においては、放射線の線量もそれほど強くはないので、まず心配ないでしょうとのことでした。
治療説明書には詳細に副作用に関して説明があります。
多岐に渡っていて場合によっては死に至るとの記述もあったりするので、読んでいると不安に駆られてしまいます。
が、今のO医師の説明で少し安心しました。
照射位置のマーキング
治療の位置と範囲を決めるためのシミュレーションとして、CT撮影を行いました。
膀胱状態の調整のため、毎回治療30分前にトイレで排尿を済ませるよう指示があり、治療部位の印として下腹部の皮膚にマジックペンのような物で×印のマーキング。
入浴の際、強くこすらないよう指示あり。
予想していた以上にマーキングが大きく、お腹に書かれた緑色の×印を目にしたときは、ちょいショックで、いよいよ大変な治療に入るんだという緊張感が高まりました(-_-;。
出現確率の高い副作用・肛門痛
その後看護師さんから治療の受け方の段取り的な説明と、肛門痛に関するアドバイスがありました。
骨盤部に放射線治療を行うと、次第に粘膜にダメージが蓄積し肛門痛が起こるそうです。
排便に支障をきたしたり、歩行にも支障が出ることが多いとか。
トイレではペーパーでこすらず、ウォシュレットで洗い流して、ペーパーでそっと水分を吸い取るようにすると良いらしいのです。
ここで問題が…。
我が家はウォシュレットではないのです(-_-;。
看護師さんにそう告げると、ドラッグストアで売っているおしり拭きのウェットペーパーを使うとよいとのこと。
ウーン…
この際ウォシュレット便座に交換を考えてみるかな…?
治療期間中のアルコール類はNGです!
私、あと数日で約2か月間の断酒に入ります(:_;)
その他、治療開始から2週間ほどで下痢、頻尿が起こりやすいらしいです。
水分を意識的に多めにとることと、控えたほうがよい食材などの説明を受けて帰宅。
あと肛門痛には、ガニ股歩きがカギだそうです。