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直腸がんの闘病回想記と気になる健康管理ネタなど

治療方針の決定

2018.9.27

 

 

ステージ3C

大腸外科H医師と一連の検査結果を踏まえて、今後の治療方針を決める診察日。

 

病気の進行度など緊張する中あえて、

 

とりあえず説明を聞かないことには…

 

的な気軽さ(?)を装って妻と病院へ向かいました。

 

 

結果、

 

病名 下部直腸がん

ステージ 3Cの進行がん

 

膀胱、前立腺に浸潤、リンパ節への転移が認められました。

 

現在の状態で手術することも不可能ではないが、浸潤の程度から術後の排尿障害などQOLが著しく低下する可能性があること。

 

ロボット支援下による腹腔鏡手術を予定しているが、また周辺臓器への広がりが強いため、開腹に切り替える大きな手術になる可能性があること。

 

術後に直腸のあった場所近くに再発する可能性が高いこと。

 

といった説明をCTMRI画像を見ながら受けました。

 

 

術前放射線化学療法

そこでH医師から提案された今後の治療計画は、病変の縮小と微小な転移を消失させてから手術を行う。

そのために術前に2か月間約30回、放射線と抗がん剤による治療を受けてから手術を行い、術後再発を予防するための抗がん剤による補助化学療法を6か月受けるというものでした。

 

手術までの間、直腸が病変でかなり狭められているため、腸閉塞による緊急手術という事態が起こりうる。そのために、消化のよいものを普段より時間をかけて良く噛んで食べることと、便を固まらせないために酸化マグネシウムを毎食後服用するように注意がありました。

 

一連の説明を受けた後で、判断を委ねられます。

 

H医師の説明はゆっくりと、こちらの理解度を確認しながらの丁寧なものだったので、一応内容は理解できました。

 

 

治療予定を決める上で、現時点で手術を選んだ場合のQOLの低下とは具体的にどういう可能性があるのか尋ねました。

 

膀胱など周辺臓器に浸潤しているため、すべて摘出しなければならなくなる可能性がある。

そのため人工肛門による排便に加えて、排尿障害によるストーマも設けることになるため、

QOLの著しい低下となるとのことでした。

また、今回の治療予定は大腸外科が病状を全体チームで検討して出したもので、現時点で最善であると考えるとも。

 

 

 

 治療方針の決定

ボクはH医師の提案を受け入れて、術前補助化学療法を選択しました。

 

 

悩むことはありませんでした。

 

今は下手にファイティングポーズをとることより、受け入れることしか出来ないと考えたからだと思います。

 

 

H医師は次回の診察として、術前化学療法を担当する消化器内科の予約をとってくれました。

 

 

帰路、病気のステージが3Bに留まっていてくれたことを先祖に感謝。

 

 

いよいよ検査段階から、根治へ向けた闘病生活のはじまりです。

 

不思議と闘病生活の不安感はありませんでした。

 

楽天的だから…?

 

不安感を感じない自分が不安だったりして…(-_-;