がんに勝てる確率を探して
最近副作用のこともありインターネットでググって過ごす時間が増えてきました。
インターネット上には実に多種多様な情報が溢れています。
がんと診断されてから2か月がたちましたが、その間あちらこちら自分に関連する大腸がん、直腸がん関連の情報を読み漁りました。
いま自分が選択して受けている治療を良しとする情報ばかりではありません。
真逆なものから、免疫療法や休眠療法といったものまで、とりあえず悩む材料には事欠きません(笑)
しかしボクの場合、がん保険には未加入、入院保険にも本当に偶然つい最近加入したばかりで、保障が受けられるかどうかも不安です。そして貯蓄もない…(-_-;
となると保険適応外の治療は、たとえ治癒率100%保障だとしても経済的に無理(;;)
残された道は健康食品やサプリを頼って自己免疫力をアップして病気を抹殺するか、標準治療を納得して受けるに足る情報を集めるか…でした。
そこで、数多の情報をあえてカットする選択をしました。
間違いかもしれません。
けれど…
そこには担当医を信頼出来ていたことが大きいと思います。
プラス面もマイナス面も含んでの十分なインフォームドコンセントを受けていたし、不安や悩みに対する親身なアドバイスや意見などが参考になっていました。
そんな時でした。
医師が考える最も確実ながん治療標準治療を選ぶべき理由 (時事メディカル)
という2つのサイトの記事と出会いました。
エビデンスレベルという考え方です。
「勝率が一番高い治療」が「標準治療」という言葉の定義だからです。この「勝率」=「がんに勝てる確率」を決める根拠を、われわれ専門家はがん治療における「エビデンスレベル」と呼びます。このエビデンスレベルの考え方は世界中で確立していて、各治療法の効果を証明する根拠を以下のように分けることができます。勝率が高いものから順に並んでいると考えてください。
1. ランダム化比較試験(のメタアナリシス)
2. ランダム割付を伴わないコホート研究
3. ケース・コントロール研究
4. 対照群を伴わない研究
5. 症例報告、ケースシリーズ
6. 専門家個人の意見※分け方はいろいろありますが、比較的分かりやすいこちら(https://www.jsh.or.jp/liver/PDF/evidence_level.pdf)を一部改変しています。
標準治療の選択を決意する後押しをしてくれた記事でした。
大腸がんやがん全般を扱ったサイトは大小数多存在します。
そこで目にする内容も様々。
けれど大切なことは情報の出どころ(信頼性)だと思うのです。
先の『エビデンスレベルという考え方』の『1. ランダム化比較試験(のメタアナリシス)』。
ボクはその確率に賭けることにしたわけです。
以後ボクが参考になったサイトは、
静岡県立静岡がんセンター
一般的だとおもいますが情報の信頼性ということになると、このあたりが安心だと思います。