下部直腸がんとの診断
2018.8.23
先日の内視鏡検査の結果説明の日、妻と病院へ。
生体検査結果
診察室に呼ばれた時には、すでに内視鏡外来I医師の机上、コンピュータの画面には内視鏡で撮影した画像が映し出されていました。
生体検査の結果、がんであることが告げられました。
肛門の上1.5cm、下部直腸がんという診断結果です。
重々しくはなくかなりサラッとした口調だったのと、完全に覚悟はしていたので、あっけらかん(?)としたというか、ショックはありませんでした。
むしろ病気がはっきりしたことで、気持ちの整理が一気についたように思います。
大きさがほぼ直腸を塞ぐほどで腸閉塞の危険があり、大腸外科的な早急な対応が必要であること。
患部からは出血が見られたので、検査の際内視鏡的止血処理を施したこと。
検査の際に切除した5つのポリープからも、同様のがん組織が検出されたこと。
よって、本日I医師の診察の後、大腸外科H医師の予約をとっておいたので、そちらにまわるようにとのことでした。
一方的ではなく大変わかりやすい丁寧な説明で、現状を良く理解することができました。
診察室を出た後、妻がポツリと一言。もっと早くわかっていたはずなのに…と。
申し訳ないの一言です。
そして大腸外科へ
大腸外科のH医師は、明るく元気の良いしゃべり方が好印象の、30代後半から40代ぐらい。
触診を終え、内視鏡画像を見ながら今後の予定の詳しい説明がありました。
H医師の説明もこちらの理解度を推し量りながら丁寧で分かりやすく、安心感を感じました。
根治には手術してすべて切除するしかないこと。
手術をするためには、病気の広がりを正確に把握しなければならないので、いくつかの検査が必要なこと。
CT(造影剤使用) 、MRI(造影剤使用) 、注腸検査
手術の際の全身麻酔に対応できるかどうかの検査も必要なこと。
血液検査、心電図、超音波、呼吸機能検査
また現時点で直腸が塞がりかけているので、便を水状にして詰まらないようにするため酸化マグネシウムを当面の日数分出しておくので、毎食後忘れずに服用すること。
CT、MRI、注腸検査に関してはその場で予約をとってくれました。
その他の検査を診察後順番に受けてその日は帰宅です。
幸い血液検査、心電図、超音波、呼吸機能検査、どれをとっても苦しい検査はありません。しいて上げれば呼吸機能検査が、吸い込んだ息を思い切りすべて吐き切る…という、要領を得るまでがちょっとヘビーだったかな?。
次回はCT。
ただし、内視鏡検査のような前日からの食事制限や下剤使用などはなく、検査前3時間は絶食。でも水分はOKという楽なもの。説明を聞いて安堵し帰宅。
さあ、いよいよがんとの闘いの始まりです。気分が引き締まります。
でも不思議と不安はありませんでした。
担当医師の前向きで丁寧な説明から、信頼感を抱けたことが大きかったと思います。
とりあえず治すこと!。
その日から僕たち家族の全てになりました。