なってみてわかったe.t.c...

直腸がんの闘病回想記と気になる健康管理ネタなど

マグコロールPという試練

2018.8.14

 

 今日は朝食、昼食抜き

検査予定時刻は午後3時。

 

病院まで渋滞がなければ1時間半ほどの距離。

 

そこから看護師さんが逆算した検査用下剤の飲み始める時刻が10時半。

 

 

朝起きて空腹度合いが気になるところですが、腹が順応したのかさほど強い空腹感はありませんでした。

水を飲みつつ、10時半を待ちます。

 

 

 

下剤はマグコロールPといい、画像のように粉末の酸化マグネシウムが入った簡易水筒のようなパックになっています。

ここに水を1.800ml加え、粉末をよく溶かして服用します。

 

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マグコロール

 

 マグコロール・マラソンのスタート

1.800ml全部を約1時間から1時間半(状況によっては2時間まではOKとのこと)かけて200mlづつ服用するようにとの指示がありました。

ということは10分間隔で200mlを飲み干し続ければよい計算になります。

 

味はスポーツドリンクのようで、少量ならば飲むのに苦労はいらないと思います。

 

しかし量は1.800ml

 

 

最初の2杯までは定刻でクリア。

 

ここからキツくなります。

 

 

そして1時間ほどすると強烈な下痢をもよおし始め、時計を気にしつつトイレへ、そしてまた服用。しかし次第に思うように飲み下すことが難しくなっていきます。

あまり焦って飲んだりすると吐いてしまうことがあるので、無理はしなしようにと注意書きがありますが、無理せず飲み干すのは到底無理。

 

2度ほど危ないタイミングをこらえて、なんとか1時間40分ほどで完飲。

 

 

その後も数度トイレへ。

都合15回ほど(;_:)

 

検査説明に添付されている“便の状態”画像の5段階目、混じりけのないほぼ無色の状態を確認。

 

 

辛かった。

 

 

しかしまだ本日のメイン・イベントの前段階に過ぎません。

 

 

先行きに不安が増幅。

 

 

務めて妻には明るく平静を装おうとするのですが、

 

ふとした拍子に

 

「大丈夫?」

 

と顔を覗き込まれる始末。

 

 

人間が出来ていません。

 

 

平時は全く忘れていることの多い祖先や神、仏。

 

ここ数日で何度その存在を意識したことか…。

 

 

 

13時半、妻と共に病院に向け出発。