なってみてわかったe.t.c...

直腸がんの闘病回想記と気になる健康管理ネタなど

食事の工夫


術前化学放射線治療の副作用による、吐き気や味覚障害がもたらす食欲不振が続いています。

 

「頑張って食べなきゃ~!」

 

って思うんです。

 

 


基本的に「食べられるときに、食べられるものを」

 

というお気楽スタンスではいるのですが、時々追い込まれることがあります。

 

 


たとえば少し状態が良くて、

 

軽くうどんでも食べてみようか…

 

と思ったりしたとき。

 

 

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妻が作って出してくれるのですが、

 

具材が盛りだくさんで、

 

食欲のないボクからすると、かなりの大盛りなどんぶりが

 

食卓に運ばれてきます。

 

 

 


…う~ん

 

 

 

「栄養をつけなきゃ!」

 

という妻の心遣いが痛いほど伝わってきます。


けれど、器に一杯のうどんを見ると、食べられなくなってしまうのです。

 


気圧される感じ。

 


圧迫感があって、

 

ネガティブな感覚が食べようとする気力に勝ってしまう

 

ような。

 

 

 

なんとか頑張って口に運ぼうと思うのですが、

 

気持ちだけ頑張っている状態で

 

器の中の量はさほど減ってくれません。

 

 

 

それを横でがっかりしたような、困ったような表情を浮かべて見ている妻。

 

 


…痛いです。

 

 


妻もアップアップ。

 

 


何を作ってもボクの食が進まないことに苛立つ気持ちは理解できます。

 

ボクにすれば贅沢な悩み。


器に一杯とは言っても、量としては普通の一人前なのだと思います。

 

ボクは平素大食いではないので、

 

いくら体力を心配する妻でも、一人前以上を盛り付けるとは考えられません。

 

 

食事の工夫

そこで、盛り付ける量…

 

というか

 

視界に入る量…を少なくすれば

 

気圧されず食べられるのではないか?

 

と考えました。

 

 

もしも綺麗に食べきれて、まだいけそうならお替りをすればいい。

 


妻にそのように頼みました。

 

 


で、実践してみたところ…


気持ちが楽です。

 


食べられている!(^^)!

 

そう思えて、(錯覚でもなんでも、この際OK)

 

味覚が怪しいながらも、

 

食べられる量としては以前より少し増えるように感じます。

 

ただ、時間的には長くなると吐き気がしてくるので、その前にサクサクとが原則。

 

 

 

しかし手のかかるオヤジです(-_-;

 

 

申し訳なく思いつつも、食卓を囲んで妻との会話も弾むようになりました。

 

結果、辛くなってきていた食事を楽しむ余裕がうまれたかなぁ~

 

と思います。

 

 

副作用の症状に応じて、妻に献立を任せるのは負担になります。

 

そこで、静岡がんセンターのサイトで見つけました。

 

PDFになっていてダウンロード出来ます。

 

www.scchr.jp

 

数は限られますが、症状ごとに食べやすいメニューや注意点、避けたほうがよい食材など写真とレシピ付きで掲載されているので、大変参考になりました。

 

 

我が家の闘病はありがたいことに、二人三脚。

 

これでひとつ乗り越えられました。