体重減少への対策
2018.11.12
術前化学放射線治療25回目。
残すところ後4回、やっと今週の木曜日で終了です!
相変わらず副作用は継続。
歩行不自由な状態の肛門痛
指先の皮膚割れと爪割れの手足皮膚症候群
主に塩分が分かりにくい味覚障害
下痢止めが効かない下痢
怠さ
吐き気
など…。
口内炎が比較的早期に回復してくれたのが有難いです。
目下の問題は歯止めの利かない体重減少。
治療前から10kg減少しました(-_-;
もともとやせ型なので、鏡に移る自分の顔はムンクの絵を彷彿させるように感じます。
ウエイトアップにはたんぱく質が不可欠です。
しかし…
吐き気からの食欲不振で、口当たりの良いものを食しているので、あきらかに不足しているのはわかっていました。
また、体重減少した人は抗がん剤の副作用が強く出る傾向があるという記事を読んだことがあります。
NPO法人キャンサーネットジャパンより
なんとか喫緊の課題として改善していかなければ…
と考えていました。
血液検査の結果、ぎりぎり治療継続可能の状態。
消化器内科M医師より下痢の継続が心配だが、入院に切り替えてあと4回続けましょうか?
との提案がありましたが、継続できるなら今まで通り外来を希望して、あと4回頑張ることになりました。
体重減少に関して、ネットで知ったウェイトアップ・プロテインの摂取を相談してみたところ、賛成を得られたので早速オンラインショップで購入。
静岡がんセンター・がん患者の悩みQ&Aより
朝食時と散歩から帰宅した後もしくは夕食後の1日2回、規定量を水に溶かして摂取することにしました。
病院で体重計測するようになって知ったのですが、家の体重計がかなりファジーな模様💦
いつ購入したのか記憶にないほど遠い昔から、風呂の脱衣所に放置されていた代物なので仕方ないのですが。
けれど今は治療にお金がかかるし、誤差2kg程度なようなので、それを見越して暫く使用することにしました(^_-)-☆
プロテイン効果に期待です!
やっと決断できたこと
今回は回想記ではなく、近況です。
術後、再発の可能性が高いという診断で、今年3月から半年の予定でゼローダとエルプラットによるXELOX療法に入りました。
当初半年の予定だったのですが、途中体調の関係で何度か治療が中断し、10月末にやっと終了。
11月に入り大腸外科に戻って、いよいよストーマの閉鎖手術を受ける運びになったのですが…。
実はそのことで、ずっと悩んでいました。
ボクの患部は肛門から2cmほどの下部直腸がんでした。
リンパ節への転移と膀胱、前立腺への浸潤があり、左側方リンパ節郭清を行いました。
手術はロボット支援下での腹腔鏡による低位前方切除術でした。
そして回腸に一時的な人工肛門を設置することになりました。
手術時担当のS医師から術前に、排尿障害や排便障害、性機能障害の可能性の説明を受けていました。
同時に術前に30回程度の放射線治療を受けているため、受けていない人に比べて肛門機能が低下していることが考えられるため、排便障害が起こりやすいとのこと。
術後1日に10~20回のトイレが、1年から2年後に排便が1日に4~5回に落ち着けば「良し」とするというS医師の説明。
ただし、術前放射線治療を受けているので2年経過しても戻らないかもしれない…という内容のお話でした。
術後、結果的に8か月に及んだXELOX療法の期間中、インターネットや文献などでそのことを調べまくっていました。
ポジティブな意見もネガティブな書き込みも、浴びるように読み漁りました。
ストーマのある生活は確かに難儀な面もあります。
しかし、数年間便失禁を気にして過ごすということも、QOL上かなりの問題に思います。
ストーマがあっても社会生活は可能で何らかの仕事に復帰することはできます。
けれど出来ることなら閉鎖術を受けて戻したい!
ずっとこの堂々巡りが続いていました。
ストーマケアの看護師さんにも、担当医にも、妻にも悩みを打ち明けて相談して、話すことで少し気分が楽になるのですが、暫くするとまた元の悩めるオヤジにもどっていて…。
なかなか決めきれない自分に愛想を尽かしながら悩みました💦
そして先日、やっと決断しました。
ストーマ生活を続けることにして、担当医に伝え、役所にストーマの装具助成が受けられる障害手帳の申請を行なう手続きに入りました。
現在診断書の完成待ちです。
この選択の是非はわかりません。
もしかしたら思い返して後悔することがあるのかも知れない…。
でも今はしっかり前を向けています!
大好きな温泉の露天風呂には入れなくなりましたが、今後排便障害で悩む時間はなくなりました。
人生の残りの時間で、人のために役立つ何かができないか、模索していこうと思います!(^^)!
また新たな副作用が…
2018.11.7
今日は術前化学放射線療法21回目。
ちょっと汚い話で恐縮です。
ここ1週間ほど前からなのですが、どうやら頻尿になったらしいです(-_-;
やたらとトイレにいく頻度が増していて、行っても出るのは少しだけ。
プラス、尿意を感じてからの我慢できる時間がかなり短くなってきています。
なので、
「トイレに行きたい」
と感じたら何を差し置いても、とりあえずトイレに向かいます。
以前のように、手を付けている用事を片付けてから…
なんて悠長なことはしていられなくなりました(;;)
放射線治療の後、診察の予約をとって放射線科O医師に状況を説明したところ、
照射部位が骨盤部なので、一時的な副作用だろうとの見解でした。
これも治療が終われば徐々に回復するとの見通しです。
しかし排泄に関するトラブルは結構こたえます💦
病気のことで、妻にまた心配をかけてしまうことが情けなくなります。
意気消沈気味のボクを見兼ねてか、帰り際に看護師さんが元気づけてくれました。
「たかがおしっこ…。漏れてもな~んにも慌てる必要ないわよ。心配ならパッド当てとけばいいし。たかが、おしっこなんだから。」
って。
そう!
たかが、おしっこ!
そう呟いてみたら、少し気分が晴れました(笑)
ありがとう、〇〇〇さん(^_-)-☆
術前化学放射線療法20回目
2078.11.5
今朝も愛車のシートにドーナツクッションを敷いて、いざ病院へ。
どこに移動するにも、ドーナツクッションを持ち運ぶことがすっかり習慣になってしまいました。(-_-;
放射線治療による肛門痛はトラマールOD錠の服用を継続することで、いくらか楽にはなっている…というか、悪化した感じは抱かずに済んでいる状態です。
消化器内科M医師から痛みに応じて服用する量を調整することは、限度を超えない範囲で認められているのですが、たまに1錠増やしてみる程度で推移しています。
この治療も残すところ、今週と来週の2週間になりました!(^^)!
放射線照射が終了すれば、肛門痛を含む副作用は改善されるということなので、もうしばらくの我慢。
いつものように血液検査~消化器内科M医師の診察~放射線治療~放射線科O医師の診察という、月曜日の日程です。
今までにも数回あったのですが、今日もCTで照射位置を確認してからの治療になりました。
で、最後に薄れていたマーキングを補正して終了。
今日は帰りに病院近くの安いマーケットで買い込みをする日。
トラマールOD錠でガニ股は変わらないのですが、多少歩きやすくなっていたので、マスクを着用して妻と一緒にマーケットに入りました。
妻からは風邪がうつったりしたら大変だからと反対されましたが、「息抜き」と称して半ば強硬に同行(-_-;。
妻もボクもどちらかというと肉類よりは魚派なので、通常であればこの時期で始めている鰤の刺身なんかが最高なのですが…。
治療が始まってから、副作用でどうにも魚類が生臭くて食べられません。
そして今日の血液検査で白血球がだいぶ減少しているため、感染症に十分注意するようにM医師から言われてしまったので、食べられたとしても、生ものはNGになりました。
必ず十分な加熱調理と、調理用具の消毒など清潔保持が必要とのこと。
後で考えると、不特定多数の人が出入りするマーケットに立ち入るには最悪のタイミングだったと冷や汗をかきましたが、ラッキーなことに風邪もインフルエンザもスルー。
以後、無謀なことは慎みます。
幸い小さな鰤刺身の柵があったので、妻にはそれで一杯晩酌を勧めました。
ボクは晩酌を我慢してほぼ1か月。
まあ、今の状態では晩酌しようなどという気は起りませんが、こんなに長期間アルコールから遠ざかるのは、20歳過ぎて飲み始めて以来記憶にありません(笑。
ただ、今夜の夕食は茶わん蒸しとざるうどん、プリン、アイスクリーム…
目茶苦茶な取り合わせですが、頂くことができました。
少しは体力回復につながると良いのですが。
食事の工夫
術前化学放射線治療の副作用による、吐き気や味覚障害がもたらす食欲不振が続いています。
「頑張って食べなきゃ~!」
って思うんです。
基本的に「食べられるときに、食べられるものを」
というお気楽スタンスではいるのですが、時々追い込まれることがあります。
たとえば少し状態が良くて、
軽くうどんでも食べてみようか…
と思ったりしたとき。
妻が作って出してくれるのですが、
具材が盛りだくさんで、
食欲のないボクからすると、かなりの大盛りなどんぶりが
食卓に運ばれてきます。
…う~ん
「栄養をつけなきゃ!」
という妻の心遣いが痛いほど伝わってきます。
けれど、器に一杯のうどんを見ると、食べられなくなってしまうのです。
気圧される感じ。
圧迫感があって、
ネガティブな感覚が食べようとする気力に勝ってしまう
ような。
なんとか頑張って口に運ぼうと思うのですが、
気持ちだけ頑張っている状態で
器の中の量はさほど減ってくれません。
それを横でがっかりしたような、困ったような表情を浮かべて見ている妻。
…痛いです。
妻もアップアップ。
何を作ってもボクの食が進まないことに苛立つ気持ちは理解できます。
ボクにすれば贅沢な悩み。
器に一杯とは言っても、量としては普通の一人前なのだと思います。
ボクは平素大食いではないので、
いくら体力を心配する妻でも、一人前以上を盛り付けるとは考えられません。
食事の工夫
そこで、盛り付ける量…
というか
視界に入る量…を少なくすれば
気圧されず食べられるのではないか?
と考えました。
もしも綺麗に食べきれて、まだいけそうならお替りをすればいい。
妻にそのように頼みました。
で、実践してみたところ…
気持ちが楽です。
食べられている!(^^)!
そう思えて、(錯覚でもなんでも、この際OK)
味覚が怪しいながらも、
食べられる量としては以前より少し増えるように感じます。
ただ、時間的には長くなると吐き気がしてくるので、その前にサクサクとが原則。
しかし手のかかるオヤジです(-_-;
申し訳なく思いつつも、食卓を囲んで妻との会話も弾むようになりました。
結果、辛くなってきていた食事を楽しむ余裕がうまれたかなぁ~
と思います。
副作用の症状に応じて、妻に献立を任せるのは負担になります。
そこで、静岡がんセンターのサイトで見つけました。
PDFになっていてダウンロード出来ます。
数は限られますが、症状ごとに食べやすいメニューや注意点、避けたほうがよい食材など写真とレシピ付きで掲載されているので、大変参考になりました。
我が家の闘病はありがたいことに、二人三脚。
これでひとつ乗り越えられました。
ドラゴンクエストウォーク
妻との毎日の散歩に、夫婦揃って1か月ほど前から取り入れた『ドラゴンクエスト ウォーク』というスマホゲーム。
今日、『52,500歩あるこう』ミッションを達成しました(笑)
我が家は山間の別荘地にあるためか、『ドラクエウォーク』でも、大きなイベントなどは開催されないんです(;;)
一般的なクエストや、現在開催中の「試練の扉」というイベントあたりでは遊べるのですが。
雨でなければ約20分~30分の散歩を日課にしているのですが、山なのでアップダウンが結構キツいのです。
帰り着くころには妻ともども息が上がって、言葉数も少なくなっていたのですが、『ドラクエウォーク』を散歩のお供に取り入れてからは、敬遠がちだった上り坂の方にも足を延ばすようになり、結果、いい運動に繋がっているように思います。
近所にライバルがいないため、『試練の扉』イベントも常にハイスコアを獲得できています(^^♪
先日試しに街に下りて『試練の扉』を体験してみたのですが、ランキングはほぼ最下位でしたが…(-_-;
けれど、ゲームのおかげで夫婦の会話も増えました(笑)
我が家のお出かけ必須アイテムになっています☆
がんに勝てる確率を探して
最近副作用のこともありインターネットでググって過ごす時間が増えてきました。
インターネット上には実に多種多様な情報が溢れています。
がんと診断されてから2か月がたちましたが、その間あちらこちら自分に関連する大腸がん、直腸がん関連の情報を読み漁りました。
いま自分が選択して受けている治療を良しとする情報ばかりではありません。
真逆なものから、免疫療法や休眠療法といったものまで、とりあえず悩む材料には事欠きません(笑)
しかしボクの場合、がん保険には未加入、入院保険にも本当に偶然つい最近加入したばかりで、保障が受けられるかどうかも不安です。そして貯蓄もない…(-_-;
となると保険適応外の治療は、たとえ治癒率100%保障だとしても経済的に無理(;;)
残された道は健康食品やサプリを頼って自己免疫力をアップして病気を抹殺するか、標準治療を納得して受けるに足る情報を集めるか…でした。
そこで、数多の情報をあえてカットする選択をしました。
間違いかもしれません。
けれど…
そこには担当医を信頼出来ていたことが大きいと思います。
プラス面もマイナス面も含んでの十分なインフォームドコンセントを受けていたし、不安や悩みに対する親身なアドバイスや意見などが参考になっていました。
そんな時でした。
医師が考える最も確実ながん治療標準治療を選ぶべき理由 (時事メディカル)
という2つのサイトの記事と出会いました。
エビデンスレベルという考え方です。
「勝率が一番高い治療」が「標準治療」という言葉の定義だからです。この「勝率」=「がんに勝てる確率」を決める根拠を、われわれ専門家はがん治療における「エビデンスレベル」と呼びます。このエビデンスレベルの考え方は世界中で確立していて、各治療法の効果を証明する根拠を以下のように分けることができます。勝率が高いものから順に並んでいると考えてください。
1. ランダム化比較試験(のメタアナリシス)
2. ランダム割付を伴わないコホート研究
3. ケース・コントロール研究
4. 対照群を伴わない研究
5. 症例報告、ケースシリーズ
6. 専門家個人の意見※分け方はいろいろありますが、比較的分かりやすいこちら(https://www.jsh.or.jp/liver/PDF/evidence_level.pdf)を一部改変しています。
標準治療の選択を決意する後押しをしてくれた記事でした。
大腸がんやがん全般を扱ったサイトは大小数多存在します。
そこで目にする内容も様々。
けれど大切なことは情報の出どころ(信頼性)だと思うのです。
先の『エビデンスレベルという考え方』の『1. ランダム化比較試験(のメタアナリシス)』。
ボクはその確率に賭けることにしたわけです。
以後ボクが参考になったサイトは、
静岡県立静岡がんセンター
一般的だとおもいますが情報の信頼性ということになると、このあたりが安心だと思います。
トラマールOD錠処方
2018.10.29
術前化学放射線療法15回目。
週初めの月曜日です。
今日は放射線治療の前に血液検査と、治療継続可能かどうかを判断する消化器内科M医師の診察があります。
血液検査の結果は白血球数がだいぶ低下しているものの、治療継続がぎりぎり可能との判断。
現在現れている副作用の症状は、
吐き気
食欲不振
怠さ
下痢
手足皮膚症候群
皮膚(指先)の黒ずみ
肛門痛
吐き気は常時付きまとうものの、食事の前に吐き気止めで処方されたノバミン錠を服用することで、少量づつではあるものの食事が摂れるようになってきました。
ただ相変わらず
「食べたいときに食べられるものを」
という不規則な対応も継続してはいます。
現れている副作用で一番辛いのは、やはり肛門痛。
日々悪化の一途をたどっている感が顕著です。
痛みによって歩行はもちろん、日常生活が不自由になっていることを説明すると、新たに『トラマールOD錠25mg』を試してみようということになりました。
この薬は非オピオイド鎮痛剤で治療困難ながん疼痛、慢性疼痛の治療に用いられるもので、今まで使っていた『ロキソプロフェンNa錠』よりはずっと強い鎮痛剤らしいです。
ただ反面副作用も出やすいようなので、1日の容量を超えないように注意がありました。
これで排便や歩行などが楽になりますように!
放射線治療の副作用が強烈に
2018.10.26
術前化学放射線療法14回目
今日は金曜日。
明日、明後日は週末につき治療は休み。
そう思うと気分がス~ッと軽くなるように感じて、仕事をしていた時の「はなきん」な気分になれます。(笑)
ただ体は悲鳴を上げていて、数々の副作用の中でも肛門痛が辛い~(;;)
歩行も不自由になってきました。
普通には歩けません。
擦れて痛いので、ガニ股(?)というのか足を開いてぼちぼち歩いています。
恰好悪いとか言っていられる状態ではなく、今週月曜日に痛み止めで処方されていたロキソプロフェン錠ではまったく効きません。
椅子に座るのにドーナツクッション無しでは無理。(-_-;
排便時が特に最悪。
すいません、汚い話でm()m
下ろしたズボンを両手で鷲掴みにして、何とか痛みに耐えて用を足すのがやっとの状態です。
まあ幸いというのか…
副作用で水便状態の下痢が続いているので、固形よりは楽なのかも…
と気分を和ませつつ(?)の日々が始まっています。
トイレをウォシュレット便座に交換しておいて、本当に良かったです。
そうでなければ…
いや~考えられません。
手足皮膚症候群が…
先週末から現れていた口内炎の症状は、うがい薬「ハチアズレ」が効いたようで、今週火曜日には収まりました。
現在継続している副作用は
吐き気
怠さ
下痢
肛門痛
味覚障害
です。
そして昨日から新たに手の指先が黒ずんで感じになっています。
他には足の裏と手の指が赤く炎症を起こしてきていて、ヒリヒリ痛みます。
どうやら、手足皮膚症候群という症状らしいです。
足の裏の皮膚の炎症で、歩行が一層不自由になっています。
昔どこかの山に登ったとき、記念に買ってあったお土産用の杖があったので、移動の際にはそれが重宝しました。
日常的に手足の保護として使用しているケラチナミン・クリームに加えて、炎症のある個所にはそれ用に処方されているマイザー軟膏を塗布しています。
このマイザー軟膏はかなり優秀で、炎症への効果も早いように感じます。
それでも今日は金曜日。
明日、明後日の治療休みは嬉しいですね!(^^)!
このクッションがきっとまた来週の治療への活力を生むのだろうと思います。
治療はちょうど予定の半分が経過しました。
新たな副作用がザクザクと…
2018.10.22
術前化学放射線治療10回目。
今日は週あたまなので、治療の前に血液検査と消化器内科、放射線科での診察があります。
診察の約1時間前に病院入りして採血を済ませ、体重、血圧測定をして、副作用メモを消化器内科の受付に提出して順番を待ちます。
予約は10:30。
この病院に通い始めて、かれこれ2か月。
回数にして20回ほどでしょうか。
毎回予約があって病院を訪れるのですが、ほぼ予約した時間帯内で診察や治療が受けられるので、長い時間待つストレスを感じたことがありません。
Excellent!
副作用対応薬
血液検査の結果、相変わらず白血球は減少しているものの、まだ治療可能範囲で、かつ好中球数が保たれているので、今週も予定通り治療可能との判断になりました。
ただ、下痢が続くことによる脱水が心配されるということで、酸化マグネシウムは状態をみて1日3回毎食後服用しているのを、2回に減らすなどの対応をしてみることになりました。
同時に整腸剤が新たに処方されることになり、副作用対策として処方された薬は
手足に塗布するクリーム・ケラチナミン
酸化マグネシウム
整腸剤・ラックビー微粒N
胃潰瘍治療薬・ネキシウム20
吐き気止め・ノバミン錠
痛み止め・ロキソプロフェンNa錠
うがい薬・ハチアズレ2g包
です。
痛み止めのロキソプロフェンNa錠は、放射線治療の副作用として出現確率が高い肛門痛に対する処方です。
実はこの週末からお尻の痛みが出始めました。
痛みのタイプとしては、皮膚炎系のピリピリした痛みです。
排便後、ウォシュレットで流してからペーパーで濡れをそっと吸収させるようなソフトな対応が欠かせなくなっていました。
放射線科O医師によると痛みはもっと強くなるだろうけれど、その都度痛み止めを変えて対応できるので、状態は都度報告するよう元気づけられて、今回はロキソプロフェンNa錠を処方された次第です。
我が家のダイニングテーブルセットは全て木製。
椅子に厚手のクッションを敷いているのですが、これ以上痛みが出てくると座ることが難しいように思えます。
そこで帰路ホームセンターに立ち寄って、ドーナツクッションを購入予定にしています。
もうひとつ、新たな副作用
口内炎が…(;;)
吐き気からの食欲不振に悩んでいる身にとって、このタイミングの口内炎には参ります。
沁みますからね(-_-;
口に何か入れることが嫌になります。
特に温かい系はまったくNG。
アイスクリームを含むのがせいぜい。
週末急遽、歯磨きの後のリステリンを低刺激のものに変えました。
今日処方されたうがい薬で収まってくれればと祈るばかりです。
現在現れている副作用は
吐き気
怠さ
肛門痛
味覚障害(塩分)
口内炎
下痢
下痢による腹痛
食事が難しい
2018.10.17
術前化学放射線療法7回目
朝食後と夕食後の1日2回のゼローダ服用と、14時からの放射線治療を開始して9日が経過しました。
土曜日、日曜日には治療が休みで、体力の回復にあてるスケジュールのため、治療の回数としては7回ということになります。
体調は…
怠さは相変わらず続いています。
ただ軽い運動も大切だということなので、治療が始まってから日課としている毎日ゆっくり20分程の妻との散歩は、頑張って継続中。
食欲不振と味覚障害
次に吐き気からの食欲不振。
一日3食の通常ペースで食事を摂ることは難しく、一度に食べられる量もずっと少なくなってきているので、『食べられるときに食べられるものを摂る』ことにしました。
とは言っても突然「〇〇〇が食べたいから作って~」なんてことは出来ないので、用意しておいたプリンやチョコレート、アイスクリーム、煎餅、ビスケット、ゼリー飲料などを挟みつつ、『うどん』が多くなりました。
『うどん』は、天ぷらなど油っこいものは避けて、とろろ昆布と鰹節プラス梅干しのシンプルあっさり系がベスト。
蕎麦も好きなので食べられそうなのですが、酸化マグネシウムを服用して排便をコントロールしている身なので、消化の面で避けています。
その他ではバナナ、冷めた茶碗蒸しなど。
味覚障害も発生しているようで、塩味が鈍くなってしまってすべて薄味な感じでしたが、妻に味を確認しつつ出来るだけ塩分を足すことは控えました。
体重減を気にしつつ、でも一度に食べられる量はかなり少ないです。
妻からの「それでは体力がつかないよ!」との厳しい激励に折れそうになりつつ、あまり気にしていない振りでごまかしつつ、でも「何なら食べられそうか?」を考える時間が増えました。
まだ7回目、治療予定の残り日数はひと月以上。
やせ衰えるのでは?
不安に包まれます。
放射線のマーキング
放射線のマーキングは、4回目の治療時にだいぶ薄れてしまっていたので、治療時に書き直していただきました。
入浴時こすらないように気を配って、マーキングされた周辺は手で洗うようにしてはいるのですが、やはり薄れます。
けれど治療は毎日あるので、次の治療時にマーキングが確認出来ないようなことにはならないと思います。
白血球が減少
2018.10.15
術前化学放射線療法2週目。
ゼローダと放射線による術前化学放射線療法5回目。
今日は週はじめということで、治療の前に血液検査と消化器内科、放射線科の診察があります。
血液検査の結果、副作用で想定されていた白血球の減少が確認されました。
数値的には基準よりだいぶ下がってはいるものの、重要な好中球数が保たれているので、治療の継続は可能との診断。
白血球の減少は抗がん剤ゼローダでも、放射線治療でも起こりうる副作用なので、今の時点でどちらの作用が強いのかは不明です。
だだ白血球減少は感染症を受けやすくなるため、現時点の数値ならばほぼ問題はないけれど、予防として手洗い、口腔内の清潔保全、食品への衛生面での気配りを怠らないようにとのことでした。
術前化学放射線療法4回目
2018.10.12
今週の火曜日から抗がん剤ゼローダの服用と放射線治療を始めて4日目の金曜日です。
今日の治療が終われば、明日、明後日は治療も休み。
片道1時間半を要する病院への往復もなく、久しぶりにゆっくりと過ごせそうです。
ぼちぼち副作用が…
治療を始めて2日目の夜あたりから副作用らしきものが現れるようになりました。
とにかく怠いです。
何をするのも億劫で…(-_-;
生来、怠け者だったのかも知れないと本気で疑いたくなるほど、何もする気になりません。
リビングのソファーに腰を下ろすのではダメで、長椅子に凭れて足を投げ出して過ごす時間が増えました。
その分、妻のやることが増えてしまって、なんとも申し訳ない。
そして匂いに敏感になったように感じます。
そこから派生して吐き気も。
で、食欲が低下。
酸化マグネシウム錠を服用していることを差し引いても、下痢の症状も現れ始めました。
炊飯器でご飯が炊ける匂い。
お腹が鳴りますよね。
でも、それのい~いはずの匂いで気持ち悪くなるようです(:_;)
まだ胃の中がなんとなく不快な程度の吐き気で、嘔吐することはないのですが、四六時中不快な「気持ち悪さ」が拭えません。
それに付随して食欲もないのですが、温かい食事よりは冷めたもの、冷たいものの方が喉を通りやすいです。
そこで、昨日の病院の帰りにプリンとヨーグルト、アイスクリーム、ゼリー状のエネルギー補給やビタミン補給の飲み物など買い込んできました。
ごはんよりパンの方がボクの場合は食べられます。
パンでも食パンよりはフランスパンの方がいいですね。
今朝から朝食はフランスパンとチーズに決めました(笑)
サンドウィッチなんかもきっといいと思います。
術前化学放射線療法1回目
2018.10.9
長い検査期間が終わり、いよいよ治療のはじのり。
本日の治療予定は、
AM9:00 採血
AM10:00~ 消化器内科M医師の診察
AM11:00~ 放射線科O医師の診察
AM11:30~ 第1回目の放射線治療
ゼローダの処方
採血検査の結果、今回の化学療法に用いる抗がん剤・ゼローダの服用に問題なしとの診断で、今日(月曜日)から金曜日までの5日間、朝夕2回食後にゼローダを4錠づつ服用することになりました。
ただし、今日に関しては昼食後に最初の服用をすることになります。
そして今日から副作用メモの記入も開始。
血液検査の結果表と、副作用に関する説明書を手渡され、ゼローダ服用後体調に変化があれば自己判断せず早急に電話を入れるよう指示を受けました。
いろいろと説明を受けてさまざまな副作用のことは理解したものの、できれば体験したくはないものです。
不安がじ~んわり現実感を伴って全身を包み込むような、いや~な感覚が拭えません。
そして、放射線科へ…。
放射線治療・第1回目
O医師から先日マーキングのために撮影したCT画像を見ながら、改めて照射位置、予測される副作用などの説明を受け、放射線治療の待合へ。
看護師さんから直前にトイレで排尿を済ませたかの確認があり、排尿30分後に治療を行うスケジュールになっていると言われ、しばらく待合で待機。
広い待合には治療を待つ患者さんが数名いるだけで、がらーんとした印象。
妻とテレビを見ながら待っていると、ほどなく看護師さんが「そろそろお時間ですから、いきましょうか?」と治療室に誘導してくれました。
分厚いドアに仕切られた治療室へ続く通路には、緊張をほぐすためのはいりょでしょうか、アート作品が飾られています。
治療室は広く明るいイメージ。
2名の治療スタッフに迎えられて、治療台に仰向けに横になり、マーキングが見える位置までスボンと下着を下げます。
天井に埋め込まれたルームライトを覆うガラスには一面、青空と風にそよぐ木の葉の写真が、いくらか気持ちをほぐしてくれます。
照射位置と検査台のセットが終わり、「治療を始めます。スタッフは退出しますが、モニターで見守っていて、会話もできますから何かあれば話してください。」と声をかけて照明が半分ほどの明るさに落とされます。
「治療をはじめます。」
とスピーカーから合図があり、治療開始です。
治療台の周りを照射装置が回転しながら、放射線治療が行われますが、痛みなどの苦痛は一切ありません。
治療に要する総時間は10分程度。
扉の開く音が聞こえてスタッフさんが入室し、照明が明るくなると終了です。
待合で待つ妻が心配そうに見つめるので、なんだか申し訳なくなるほど楽な治療でした。
…最初の数回は…なのですが(-_-;
何ともないとはいうものの、会計に向かう廊下で、何度か躓くことがありました。
放射線宿酔という治療直後から現れる副作用なのだと思います。軽くふらつくような感覚がありました。
初日ということもあり、それに伴う吐き気などはありませんでした。
けれど念のため、帰りの運転は妻に頼みました。
明日からは毎日午後2時からの治療スケジュールです。
あと27回!
闘病生活は始まったばかり。
乗り切りますともっ!